ルース・ツィーグラー 17歳

ウォテュラ王国の姫であり、非常に優れた水魔法の使い手。
大洪水前に、水の力の調整のために伯爵領にある水の神殿を訪れていた。
自分の立場を自覚しており、利用されないようになかなか人を信用しない。
幼馴染で侍女のベルティルデだけは別。
伯爵の館に部屋を与えられて生活している。

「私がやれと言ったらやるの。NOはいらない。さっさと手を動かしなさい」
イラスト:skaorin
ベルティルデ・バイエル 16歳

ルースの侍女で幼馴染。
活発なルースに振り回される苦労人。
今や唯一の同胞であるルースのために役に立とうと、一生懸命働いている。
また、港町の人とも交流を持ちたいと思っているが、なかなか町に出る機会がない。
ふだんは控えめでおっとりしているが、一度やると決めたことは頑固なほどにやり通そうとする傾向がある。

「わたくしにできることがありましたら、何なりとお申し付けくださいね」
イラスト:skaorin
アシル・メイユール伯爵 37歳

コーンウォリス公国の宰相だった。公王亡き後、水の障壁内を統治している。
箱船計画総責任者。
生き残った人々のためにも、この計画を何としてでも遂行したいと思っている。
妻とは洪水前に死別。娘が一人いる。
趣味は釣り。邸内にある小さな池で、時々糸を垂らしている。
造船所でよく姿を見かける。

「箱船計画の実現には、皆の助けが必要です。厳しい状況ですが、どうか力を貸してください」
イラスト:saita
リルダ・サライン 35歳

洪水時、港と港町を管轄していたアルザラ家当主の姪(当主の実妹の娘)。
避難誘導時に亡くなった伯父の跡を継ぎ、漁業組合組合長として港町の民をまとめている。
性格は慎重派で、やや真面目。ただし、ひとたびスイッチが入ると情熱的に。
仕事人間で独身。小さな海運会社を経営していた。

「避難した人たちは必ず生きている。私たちもまだ死ねない。死なせはしない」
イラスト:Lin。
レイザ・インダー 25歳

技能に長けた火の魔術師。魔法学校卒業生。
伯爵の親戚であり、別荘の管理を任されていた。洪水後、魔法学校で教師として働き始める。
魔法学校生時代は、水の神殿長のナディア、騎士団員のバート、避難したラルバ・ケイジと同期であり、生徒会の仲間であった。
クールで寡黙な印象だが、実際は無類の女性好きで、覗きが趣味だと噂されている。
乗り気ではないようだが、人工太陽の打上げにも協力している。

「お前が生き延びたこと、お前がここで生きていることには、必ず意味がある。だがそれが、お前に幸福をもたらすとは限らない」
イラスト:音桐かじゅ
リック・ソリアーノ 14歳

造船所長フレンの末子。水の魔法が得意なため、微力ながら水の神殿で手伝いをしている。
造船所にいる時には、皆の世話をしたり、幼子の面倒をみている。
明るくて人懐っこく、少々天然なところがある。いじられやすい男の子。

「僕たちも辛いけど、水の魔力も辛いって言っているような気がするんだ。たくさんの、たくさんの涙の中に僕たちがいる」
イラスト:Lin。
アンセル・アリンガム 40歳

ウォテュラ王国の地方領主に仕えていた元騎士。
たまたまこの地に旅行に来ていたため、生き残ることができた。
真面目な人柄のせいか、外国人ながら港町の人達に溶け込んでいる。
箱船計画を疑問視している節がある。

「箱船計画とは、本当に希望になり得るのか? そうなったらいいとは思うが……」
イラスト:saita

フレン・ソリアーノ 50歳

伯爵の一族の者。
仕事以外では非常におおらかで、酒好き女好き。賑やかなのが好き。
身分は男爵だが、誰もそのことを意識しないくらい親しみやすいせいか、ただのおっさんに見える。
ナディア・タスカ 25歳

魔法学校を主席で卒業した秀才。
水魔法に長けていて冷静な判断力も買われ、大洪水後、空席になった神殿長の座に伯爵により任命された。
神秘的な印象のせいか色恋と縁遠く独身だが、本人は素敵な恋人がほしいと思っている。

会員ページの「NPC名簿」にて、より詳しい情報がご確認いただけます。

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