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普通を求めて

 未来なんてわからなかった。  ただ、普通に。  普通に生きて。  普通に結婚をして。  普通に、家庭を持って。  普通に老いて。  普通に死ぬんだと思っていた。  でもね。  その普通を得ることさえ、これほど大変なんだって気付かなかった。  若い私は、気付かなかったんだ。  特に夢もないし。  特に、贅沢したいわけではないし。  特に、目立ちたいわけでもないのに。  ただ、平凡に生きたかっただけなのに。  最初に、それに気付いたのは、20代半ばの頃。  小さい頃は、大人になったら結婚をして、自分の家庭を持つんだって、普通に思ってい た。  だけれど、結婚がこんなに難しいなんて知らなかったよ。  誰かを好きになって、誰かとお付き合いをして。  一緒に笑いあって、一緒に泣いたり。  共に楽しい時を過ごした。  それなのに。  結婚には至らない。  想われていたのに、どうしても合わない部分があって、気持ちに応えられなかったり。  本気で愛していたのに。友達以上に愛してもらえなかったり。  真剣に望んでいれば、付き合うことは難しいことではない。  出会いがないなんて、言い訳。いくらでも、出会いは作れる。  私は頭も悪いし、スタイルもいいとはいえない。  だけれど、出会いはあったよ。  何度もあったよ。  誰かと愛し合いたいって強く思っていたから。  でも、でもやっぱり。  結婚はそう簡単なものじゃないんだ。  ようやく、私が結婚できたのは、28歳の時。  彼が私を、結婚の対象として、選んでくれたから。  彼の事を愛しているけれど、昔のような激しい恋愛とは違う愛だった。  旦那が出張の日は、とても心が安らいだ。  新婚という言葉に酔いはしたけれど、新婚というより、私達は長年連れ添った夫婦のよ うだった。  1年もしないうちに、子供に恵まれた。  自分が母親になるなんて、信じられなかった。  まだ子供が欲しかったわけではないのに。  でも、私が望んだ未来だから。  そう生きるのが、普通だと思っていたから。  私は家庭に入りたいってずっと思っていたから。  沢山勉強した。  今までで一番勉強をした。  生まれてくる子供の為に。  私達の天使の名は「柚梨」。両親二人で一文字ずつ考えた。  女の子だと知った時、ママは凄く嬉しかったよ。  これから、いっぱいいっぱいお話ししようね。  私は母親とあまり仲がよくなかったから。子供のことは大切に愛情を注いで育てたいと 思っていた。  そんな普通を求めていた私。  普通を手に入れた私。  でも、僅か数ヶ月で普通を見失ってしまう。  見失ってしまったんだ。  きっかけは些細なことだった。  その日も、いつものように柚梨をベビーカーに乗せて、買い物に出かけた。  自動車の免許は持っていないので、いつも徒歩だ。  一番近いスーパーまでは、徒歩10分。専業主婦の自分にとっては、そんなに遠い距離 ではない。近くにコンビニもあるので、急ぎの買い物がある時には、コンビニで済まして いるし。 「いらっしゃいませ」  明るい声に迎えられる。  大手スーパーだけあり、社員教育が良く、店員に好感が持てた。  白い1階建ての建物は、さほど新しくはない。しかし、清掃や警備も大手ならではの体 制で行き届いており、安心が出来る。  柚梨と共に、店内を回る。  買い物は気分転換になるから好きだ。  欲しいものを、あれこれ選ぶのは楽しい。  家事は苦手なので、料理を作る楽しみはないのだけれど、それでも最低限、旦那に「美 味しい」と言ってもらいたい気持ちはあるから。  今日の夕食を考えながら、食材を選ぶ。  旦那は中間管理職で、並の給料を貰っている。  私は旦那から見て、頼りない人間らしい。  だから、お金の管理を任せてはくれないけれど、家計費として十分な額を毎月貰ってい る。  不自由はない。  不自由は、ない……のだけれど……。  柚梨と、ね。  二人だけの時はいいんだ。  家にいる時も、苦痛に感じる事はあるけれど――。  でも、私と、柚梨、二人だけの時なら。  だけれど、こういう場所で。  こういう人が沢山集まるところで。  彼女、が…… 「きぃぃぃぃぃぃー! ぎゃぁぁぁぁぁぁぁー!!」  いつものように、奇声を上げた。  お腹が減っているわけではない。オムツ変えが必要なわけでもない。  ただ、機嫌が悪くなったのだ。  それは、この空間に、彼女がストレスを感じているということ。 「あーーーー、あーーーーー! うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁー!!」  まだ言葉を知らない彼女は、声だけをあげる。  店内に響き渡る大声を。  その日、両手に買い物袋をぶら下げた私は、すぐに、彼女を抱き上げることができな かった。 「どうしたの? お腹減ったのかな?」  通りかかった老女が、そっと、柚梨を覗き込んだ。 「お家に帰って、お休みしようねー」  老女は柚梨に優しく声をかけた。  それだけだった。  本当にそれだけ。  ただ、それだけのことが、きっかけだった。  私の中に、耐えられない程の熱い感情が渦巻く。  心を突き破って出てきそうな程の。  柚梨と同じように、奇声をあげて、髪を掻き毟ってしまいそうに。  大人を捨ててしまいそうになる。  うるさい!  私はちゃんとやっている!  精一杯やっている!  ミルクもやった。オムツも換えた、昼寝もさせた!  柚梨が騒ぐのは私のせいじゃない!  私だって、止めたいんだ!  私だって、止めさせたいんだ!  家においてきたかったんだ!  他人のアンタに何 が わ か る !!  老女は悪くないということが、理性でわかっていても。  ただ、柚梨を見て、単純にあやしてあげようと思っただけで、私を責めるつもりなん て、なかったのだろうと思っても。  それでも、心が感じてしまった。  心が耐えられなかった。  手が震えて、身体が熱くなり。  必死に家に帰って。  一人泣いた。  私も柚梨のように誰の目も気にせず、大声で泣ければいいのに。  わかっている。  私だけではない。  皆同じ思いを抱えながら、子育てをしている。  だけどたまに、たまに衝撃を受けてしまうんだ。本当に些細なことで。  柚梨は可愛いよ。  愛している。  虐待なんて絶対しない。  だけれど。  私を、見て。  私も、見て。  柚梨を気遣ってくれてありがとう。  柚梨の母親として、主婦として、そう生きるのが正しいと思って、頑張っているけれ ど。  これが私の幸せで、この幸せを確かなものにするために、日々努力をしているけれど。  でもね。  自分を解ってほしいと、思ってしまうよ。  私は私。  柚梨の母親で、旦那の妻ではあるけれど。  私は私。  涙が、止まらなかった。  こんなに些細なことなのに。苦しくて。  辛くて。  こんなことを誰かに話しても、老女は何も悪くないと言われるだけだから。  だから、憎んでないし。  ちゃんと理解している!  相手が悪くないって解ってるよ!!  それがきっかけだった。  その数日後、身体に異変が起きた。  喉が渇いて仕方がないのだ。  普通じゃないほど、水を飲む。  リットル単位の水を欲する。  町医者で知らされた病名は……  ――糖尿病――  な、ぜ?  何故自分が?  不摂生なこと、してないよ。  まだ30になったばかりだよ?  訳のわからないまま。  理解できないまま、治療が始まる。  最初の病院で適切な処置がされなかった為、緊急入院が必要になった。  柚梨は実家の母に預けて、2週間の入院生活を送った。  院内でも普通の生活だった。  何もおかしいところはない。  普通に生活できるのだ。  だけど……私は病気なのだ。  入院がもう少し遅れていたら、命の危険さえあったと医者に言われた。  何故自分が病気になったのか、どうしても納得できなくて、色々質問をした。  私は、1型糖尿病だという。  一般的な糖尿病というと、2型であり、1型の発症率は10万人に1人位だという。  原因なんてわからない。  医者にも特定はできない。  ただ、強いストレスが原因となり発病する可能性もあるようだ、という曖昧な言葉が耳 に残った。  症状が出る直前に、あのスーパーの出来事があったから。  多分、それがきっかけなのだろうと、私は思った。  大したことではないのに、身体に強い衝撃を受けてしまったから。  今まで気にも留めなかった病気だけれど、さすがに自分のことだから、必死に病気につ いて調べた。  調べれば、調べるほど、心が重くなる。  放っておくことはできない。  治療してもなおらない。  一生付き合わなければならない。  人と同じように生活ができない。  美味しいものをお腹いっぱい食べることも。  限界まで走ることも、もうできない。  ――私、何か悪いことした?―― 「うぎゃー、きゃー、ぎゃー」  柚梨が腕の中で叫んでいる。 「こら、口にいれたらダメだよ」  幼児の拳大の玩具の先を、柚梨の口から出す。  子供は何でも口にいれる。  何にでも興味を持つ。  そっと、頭を撫でた。  糖尿病は遺伝的要因があるという。  そして、1型は子供が発病しやすいと。  この子も、発病するのだろうか?  こんなに小さくて。  まだ、何も知らなくて。  今はまだ、私に全て委ねて生きているというのに。 「守ってあげられないよ。予防する方法がないよ……」  努力では補えないことがある。  頑張っても、どうにもならないことがある。  ごめんね……と、私は柚梨に謝っていた。  1型糖尿病――。  誤解しないで欲しい。生活習慣の乱れから発病するものではない。  その発病は突発で、防ぎようがない。  家族で発病した者がいなければ、自分がその遺伝子を持っているかどうかも、わからな い。  インスリンという単語は知っているだろうか?  私はそんなことも知らなかったよ。  自分の周りに糖尿病の人なんて、いなかったから……ううん。隠しているだけで、いる のかもしれないね。  インスリンとは、膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンだ。  組織におけるブドウ糖の取り込み、消費を高め、肝臓でのブドウ糖からグリコーゲンへ の転換を促進することによって血糖値を低下させるはたらきがある……と辞書どおり言っ てみても、無知無学な私にも、よく解らない。  糖尿病という病気は、そのインスリンを分泌するベータ細胞を自分自身の免疫システム が攻撃してしまう病気だ。  それは、自分で自分を攻撃しているということ。  体内の機能が狂ってしまったのね。  まるで、右手を動かすと脳が指令したのに、左足が動くようなもの。  再生ボタンを押したのに、録画がされて、しまうようなもの。  修理の出来ない病気。  狂った部分は交換するしかない……。  今は、血糖値を下げるために、外部からインスリンを投入するしかない。  つまり、毎食後、お腹への注射が必要なのだ。  1型は、移植で治る可能性がある。  2型より症状は厳しいけれど、2型より希望があるんだ!  前向きに、前向きに考えようと思うけれど。  それって、つまり、不幸の度合いの違い。  身体の不自由な人より、まし。  目が見えない人より、まし。  耳が聞こえない人より、まし。  自分より、不幸な人は沢山いる。  そうやって自分を励まそうと、する。  電話やメールで、友人に病気の事を話すと、決まって自分の周りの不幸な人の話と、慰 めの言葉がくるよ。  もっと不幸な人は沢山いるから。  友人自身だって、何かの病気を持っていたり。  身体にいつ発病するかわからない、爆弾を抱えていたり。  私だけじゃないんだと、教えてくれる。  わかってる。  だから、前向きに頑張ろうと思う。  でも、私が病気になってしまったのは事実で。  街には健康な人が溢れているのも、事実で。  やらなきゃいけないこともあるのに。体調が優れないことがあって。  食事は楽しいのに、血糖値のことを考えるだけで、欝になる。自分が普通ではないのだ と思い知る。  外出するときは、砂糖を持っていかなければならない。途中で低血糖になる可能性があ るから。  身体のコントロールが出来ない。  私は……。  ただ、普通に生きたいだけなのに。  何かを得るために、身体を酷使なんてしていないし。  欲におぼれたこともない。  暴飲暴食だって滅多にしない。  普通の生活でいいのに。  普通を得る為に、頑張っていたのに。  な、ぜ……。  何故私が……!  トルルルル トルルルル トルルルル  電話が鳴った。  身体を起こす。  気付けば、今日も寝ていた。  家事をしている時以外、柚梨と一緒に横になっていることが多い。  人と会って、お菓子を出されるだけで、困ってしまうから。  病気の事を話さずにはいられなくなる状況に遭遇してしまうから。  注射をしなければ、お菓子を食べれない自分――。  自然と、家にいることが増えてしまった。  5コール目で、受話器を取る。 「もしもし」 『あ、ねーちゃん?』  弟の声だった。  私には12歳年の離れた弟がいる。弟は、まだ大学に入ったばかりだ。 「うん、どうしたの?」  話をするのは久しぶりだ。  この年頃の男の子は、少し会わないうちに、男として成長するものだ。  ひょろひょろしていた体つきが、日に日に男のものとなる。 『親父と喧嘩したんだって?』 「あー、うん……まあね」  先日、父と口論をした。  父が、私のことを心配してくれているのはわかるんだけれど……。  面倒がっているのが、伝わってくるんだ。  遺伝だというのなら、父か母も発病する可能性を秘めている。  怖いのだろうか?  あまり、病気の事を聞こうとしてくれない。  目をそむけようとする。  そういう父の態度が、辛くて。  私を助けてくれようとしているのは解るんだけれど、心が……心がどうしても、離れて しまう。互いに。  だから、些細な事で口論になる。 『あの、さ』 「ん?」 『ねーちゃんはさ、甘えていいんだよ』  突然の弟のその言葉に、私はすぐには、返事を返せなかった。  柚梨がちょこちょこと私に近付き、受話器を奪い取ろうとしている。  柚梨に蛙の玩具を渡しながら、私は「え?」と答える。 『両親も俺も、わかってるし。ねーちゃんが一生懸命やってきたこと。料理も全くできな い、なにをやっても失敗ばかりのねーちゃんがさ。料理教室通って、家でも練習を重ね て、結婚をして、子供を産んで、そしてまた一生懸命育ててるってことをさ』 「う、うん……」  弟からそんなことを言われるとは思ってもみなかった。  何だか、恥ずかしくなる。  だけれど、彼の声は心に直接響き渡る。 『ねーちゃんより大変な境遇の人って、世界中に確かに沢山いるけれど、だからといっ て、ねーちゃんが病気だという事実は変わりないんだ。出来ないこともあるし、それが悔 しくて自分で頑張らなきゃと思うことも沢山あると思うけれど、そういうのを……うー ん、なんていうのかな、そういうので、押しつぶされそうにならないでほしいというか」  不器用な言葉だけれど、十分伝わってくる。  苦しまないでくれ、と。彼はそう言いたいのだろう。 『頑張っているのに、頑張りたいのに、頑張れないことや、頑張らなきゃって思うことっ て、すげぇ負担だと思うんだ。だからさ、甘えていいんだよ、ねーちゃんは。頑張ってな いやつが、悲観的になって嘆いてばかりいるのってタチ悪いけど。ねーちゃんは、ちゃん と頑張って、ちゃんとなすべきことをやってるんだから。健康な人と比べて、ハンディを 背負っているのは事実なんだからさ。食事の前に注射を打つのが辛いんなら、辛い思いし てんだから、美味しいものくらい食べて何が悪いんだ!! って気持ちで美味いもの沢山 食べればいいんだ』 「う、うん……」  それは、私にとって、新鮮な考えだった。  彼は、私の頑張りを認めてくれて……。  辛さを理解してくれて……。  心の向きを修正しようとしてくれている。 『俺も、両親も、ねーちゃんを手伝いたいって気持ちはあるんだ。だけど、何をしたらい いのかわかんなくてさ。親父なんかは、つい口を出したくなっちゃうだと思うんだ。もっ と頼ってくれていいんだよ。俺たちにも、義兄さんにも。頑張りすぎて、自分を追い詰め ることが一番いけないと思う。出来ない部分は出来る奴にやらせればいい。だってさ、 ねーちゃんだって、柚梨が苦しんでいたら、助けるだろ? 見返りなんて求めないだろ?  そういうことだよ』 「う、うん……」  同じ返事を私は何度も繰り返していた。 『それから、かーちゃんに聞いたんだけど、スーパーで知らない人に声かけられてキレた んだって?』 「そういうわけじゃないんだけど……」 『詳しい状況は分からないけどさ、それって友達を一方的に庇われたのと同じなんじゃ ねぇの?』 「え?」 『ほら、彼女とデート中、突然彼女がぐずりだして。でも、自分は彼女のことをちゃんと 考えてあげていて、落度もなにもないのに、彼女が勝手にヒステリー起して自分と周りに 迷惑をかけたとして。そんな時にさ、怒ってるからって理由だけで、彼女の肩を持ち、一 方的に慰める他人がいたら、やっぱ腹立つし。そういう自然な感情と同じだよ。腹が立つ ことは、おかしいことじゃない。ただ、その気持ちが間違いだと、自分を諌めて、攻め て、苦しめてしまうことが辛さに繋がるんじゃないかな』  自分を攻めて、苦しめる。  ああ、それは、1型糖尿病そのものじゃないか。  自分自身が、自分自身を攻撃して、正常な機能を狂わせている。 『だからさ、自分は悪くないと肯定した上で、腹立つけど仕方ないやー。相手も悪くない んだし。と流せるといいんだけどな。まあ、それって難しいけどさ』 「う、うん……」  きっと、これに気付かなければ、私はずっと、この病気と向き合えなかった。 「あー、あー!」  飽きだした柚梨が手を伸ばして電話に触れた。  ピーっと音が鳴る。ボタンに触れたらしい。先日までは、届かなかったのに……。 「ごめんね、柚梨がいじっちゃって。ああ、ぐずりだしたから、電話切るね。ありがと、 ね……」 『うん、それじゃ、なにかあったら電話くれよなー』 「うん、またね」  相手が切ったのを確認して、受話器を置く。  話を終わらせたのは、柚梨のせいじゃない。  涙が、溢れていた。  声が、途切れて。  嗚咽が漏れてしまうと思った。  弟に、聞かれたくなかった。  姉としての、僅かなプライドだ。  ありがとう。  私、兄弟がいて、本当によかったよ。  明日も頑張るから。  ちゃんと前を向いて歩くから。  そして、出来ないことは、頼るね。  悲観的になる必要なんてないんだ。  私は普通に生活できている。  そうだ。  ちょっと注射や検査が必要なだけで、私は普通に生活ができている。  何を嘆く必要がある。  求めた普通はあるじゃないか。 「柚梨、買い物行こうか」  柚梨を抱き上げた。  小さな命を。  柚梨も兄弟欲しい?  今はまだ無理だけれど、そのうち弟か妹を産んであげるよ。  遺伝なんて、恐れることはない。  未来に希望はあるのだから。 end